Single Product Manufacturing
“一品生産”
多くの一般的な住宅は「既製品」と呼ばれるパーツで構成され、組み立てられています。最低限の利便性を求める場合、それらをゼロにすることは現代の流れにおいてとても難しいことです。
ですが・・「何かしっくりこない」「もう少し考えてしっかり進めたい」など違和感をお持ちの方は一度立ち止まり、まわりを見渡して下さい。
車や自転車、服装、趣味で使う道具など、個人の想いや意図に合わせ、それらをカスタマイズ、世界でひとつの物になります。建物も全く同じです。長年にわたり培った実績と経験でその想いを形にする、それが鈴なり建設の “一品生産” です。
地の神様に祝詞(のりと)を捧げ、工事の安全祈願を行います。何度経験しても地鎮祭はとても緊張します。 鎌(かま)設計者が草を刈り、鍬(くわ)で建築主が土を掘り、鋤(すき)で施工者が土をすくい、神主が鎮物を土に埋めます。
図面は工事の基本です。設計時は建築主の要望を細部まで検討し形にします。 まとめられた設計図をもとに工事着工前までに施工図を作成し、ミリ単位まで検討を行います。 木造住宅の場合、図面枚数はさほど多くはありませんが、少なくとも薄手の電話帳並になります。それだけ工事を行う時には大切な資料と言うことです。
基礎の配筋工事の完了後は、住宅瑕疵担保責任保険法人や建築確認審査機関の立ち会いの下、規定通りに施工されていることを確認する「配筋検査」が行われます。 当社では設計図書以外に公共工事の標準仕様書と併せ、社内検査や第三者検査を行っています。
配筋検査が完了すると、コンクリートを打設します。 現場では密実なコンクリートにするために振動器を使用し、また公的機関においてコンクリート強度等の試験も行います。 コンクリートの打設が完了し、金ゴテでならされると、ホッと一息な感じになれます。
密実なコンクリートであることの確認が行われた後、構造材や足場組の準備が整った晴れの日に建て方は行われます。 予め加工してある柱や梁は、墨付けされた順番に従って組み上げていきます。 棟が上がるまで一日中見ていても飽きることはありません。
棟に掲げる“へごし”と言います。 柱や梁、屋根構造など、建て方が完了すると、昔ながらの上棟式を行います。 建築主も設計者も施工者も、ホッと一息な感じになります。 建物に関わった全ての人々に感謝する気持ちでいっぱいな日です。
上棟後、内外装工事を行う前のひととき。日の光が差し込み、陰影でステキな雰囲気を創り出しています。
柱や梁、合板など、住宅建材になくてはならない木材。 弊社では、出来るかぎり“国産材”を使用するよう心がけております。また“無垢材”のみを使用し、合板を使わない住宅建築も行っております。
外装を終えると、細かな納まりに注意しながら内装工事を行います。 設備関係、壁/床/天井の下地、それらの仕上げなど、普段生活する空間を演出するため、入念にチェックをしならが作業を進めます。 写真のように、建て主が出来そうな作業を一緒に行う時もあります。 一生に一度の事ですし、メリットとしては、メンテナンス の予行練習を兼ねる事が出来ます。
建物が出来上がり、引き渡しまでには様々なチェックがあります。 クリーニングはもちろんのこと、社内検査での点検、建築主による検査とその是正、また必要に応じてプロのカメラマンによる竣工写真の撮影を行います。